給水装置工事主任技術者とは?

給水装置工事主任技術者試験(国家試験)に合格し、交付申請により厚生労働大臣より給水装置工事主任技術者免状の交付を受けた者をいう。

給水装置工事主任技術者は、給水装置工事事業者が水道事業者から水道法に基づく指定(指定給水装置工事事業者*)を受けるための必須の国家資格である。

給水装置工事主任技術者の職務とは

  1. 給水装置工事に関する技術上の管理
  2. 給水装置工事に従事する者の技術上の指導監督
  3. 給水装置工事に係る給水装置の構造及び材質が水道法第16条の規定に基づく政令で定める基準適合している事の確認
  4. その他厚生労働省令で定める職務(水道法第25条の4の3項)
  5. 水道事業者との給水装置工事に関する連絡調整を担うこともある。

*指定給水装置工事事業者制度(概要)

指定給水装置工事事業者制度は、給水装置工事により設置された給水装置が、構造材質基準に適合することを確保するため、水道事業者が、その給水区域において給水装置工事を適正に施行することができると認められる者の指定をすることのできる制度である(水道法第16条の2)。

指定給水装置工事事業者が行う 給水装置工事の技術水準を確保するため、工事施行の核となる給水装置工事主任技術者について、国家試験により全国一律の資格を付与している (水道法第25条の5第1項)。また、水道事業者による指定給水装置工事事業者の指定の基準は、水道法で全国一律に定めている(水道法第25条の3第1項)。